仕事を終え
病室へ行くと点滴用のルートが留置されていた。
テープには「4日後」の日付が記入してある。
この日まで点滴か・・・と思う。
レントゲンの結果があまり良くなかった・・・という事になる。
夕方になって主治医から説明を受けた。
数日前のレントゲン画像と比べてもあまり変化が見られない。
抗生剤が効いていない。
炎症反応が3日前の数値の倍に上昇。
・・・肺炎ではなかった。
1週間で全身状態は悪化している。
毎日毎日接している自分ですら、分かる。
パートナーは家に帰る事を希望している。
主治医もMSWも自分も同じ考えだ。
しかし、これ以上全身状態が悪くなれば、退院ができなくなる。
それだけは避けたい。
退院日は当初の予定通りになったけど
本当に退院できるかどうかが分かるのは、当日の午前中なのだ。
なので、搬入も退院当日午前中になり午後に退院になる。
急に悪くなってから1週間、
病院のスタッフさん達の温かい気遣いに感謝している。
本来ならそのような事は煩わしいと感じるが
今はそんな事は微塵も思わない。