R君はたまたまテスト期間だったので夜のバイトがなく
Sちゃんの夕飯の支度、塾のお迎え、お祭りの練習の送り迎えなどを
全てを任せてしまった。
退院予定日の今週半ばから自分も休業に入るので
それまであと数日間、R君にはお願いするしかない。
R君、Sちゃんには全てを話した。
次の日に二人ともお見舞いに来てくれたが、
Sちゃんは涙が止まらなくなり病室には入れなかった。
Sちゃんは朝も早く帰りも遅い自分に対して何も言わないが
いろいろな事を我慢している。
前みたいに汚い言葉で反抗する事がなくなった。
R君も自分が夜遅く帰ってくると必ず階下まで降りてきて
迎えてくれる。
遅い夕食を食べ終わるまでカルピスなどを飲みながら何気なく待っている
その優しさに感謝している。
でも、二人の子供たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
両親や姉たちには心配をかけっぱなしで本当に申し訳ない。
姉たちが急遽2時間余りかけてお見舞いに来てくれた時は嬉しかった。
ありがとう。
母の作ってくれた差し入れ、美味しかった。
ありがとう。
涙もろい父は大丈夫なのだろうかと思ったけど
こんな遠い所まで来てくれてありがとう。
運転には十分気を付けて。
いろいろな人たちに支えられながら
何とかやっている状態です。