「子宮蓄膿症」
子宮に膿が蓄積する病気。
ハムスターはよく罹りやすい病気のひとつ。
・投薬治療はあまり効果が期待できない
・治療をしないとあと数日間しか生存できない
・卵巣と子宮を摘出する手術もあるが、大福の体力的に恐らく五分五分
・手術して入院となると金額も大きくなる
・手術しても予後が悪い場合もある
ドクターから説明を受ける。
麻酔の事を聞いてみた。
どんな麻酔を使うのか。
麻酔で死ぬことはないのか。
麻酔はイソフルランを使用するという。
この麻酔は吸入麻酔だ(仕事で実際に使った事がある)
麻酔の導入および覚醒は速い。
(ちなみに注射麻酔でペントバルビタールという麻酔薬がある。
呼吸抑制が強く、麻酔量と致死量が極めて近い・・・という
一歩間違えれば麻酔から二度と目覚めない事になるという麻酔薬である・・・)
少し安心した。
このまま何もせずに死を待つよりは
手術をして助かるのなら・・・と
(手術が成功すれば元気になりますよと言われました)
手術をお願いする事にした。
飼い主のエゴかもしれないが・・・・。
大福は入院となり、午後から緊急手術となった。
麻酔下での動物の臓器摘出の手術はやった事がある。
ただし、それは体力があって元気な動物だ。
麻酔から醒めて、腹部を庇ってやや蹲ってはいたものの
次の日になると元気になっていた。
手術自体はそれほど難しくはないと思う。
でも・・・
今の弱り切った大福に
手術を乗り越えるだけの体力があるのかどうか・・・。
耳が小さくなったと感じたのは顔が浮腫んできていたから。
水をたくさん飲むのもこの病気の特徴らしい。
お尻に床敷のチップが付いている事もあり、あれ?と思った事。
少し食欲が落ちたのかな?と思った事。
元気がないのは気付いていたのだが、こんな事になっているとは・・・。
もっと早く気付いてあげればよかった・・・。
技術者資格を持っているのに、
肝心なときに役立たずだ・・・。
情けないね・・・。
日曜日20時すぎ、オペをしたドクターから連絡があった。
昼頃オペをし大福は先ほど少しペレットを食べたという。
それほどひどくはなかったが子宮の左側が炎症を起こしていたので
(楕円形の卵巣と2つの子宮角と子宮頸管の子宮を持つ。簡単に説明するとY字型)
子宮と卵巣を摘出したとのこと。
身体の動きはオペ前と同じ。今後、急変する可能性もある。
入院日数は2~3日。
明日、仕事帰りにお見舞いに行こうと思う。
(職場からだと30分ぐらいで着く)