日を追うごとに悪化してくるのを見ているのは辛かったのですが
麻薬の量は入院中よりも減ってきていて
疼痛コントロールはしっかりとできていました。
意識がなくなった日もずっと唇を水で湿らせ続けました。
眠ってしまった私に気を使ったのか
そっと逝ってしまいました。
気づいた時は、既に呼吸も止まっていて、
でも身体はまだすごく温かく
肩を揺さぶって声をかけても反応はなく
胸に手を当てても鼓動は感じられなくて・・・
震える手で緊急用のコールを入れ
泣きながら現状を伝えました。
R君は異変に気づいて飛び起き
Sちゃんは自分が起こした後に異変に気づき泣き出しました。
怖がるSちゃんをパートナーの元へと連れて行き
到着した看護師さんが診察をしている間も
エンジェルケアをしている間も
Sちゃんはじっと見つめていました。
ドクターが到着し死亡が宣告され
そこからが忙しい日々の始まりとなりました。