製造元のG社の技術部の方をKさんとしよう。
Kさんは
「このゲルは弊社で製造してK会社に卸しています。
ですので、K会社が商品名を変えて出荷しているものです」
あ・・・問い合わせ先を間違えたのかもしれない・・・と言うと
「大丈夫ですよ」と。
ゲルの気泡について尋ねてみると・・・
出荷時に必ず確認をして気泡が入っていないかをチェックしているという。
原因として
・K会社の保管温度に問題がある
・配送するトラックの温度に問題がある
・代理店での温度管理に問題がある
どれが悪いのかは、分からないという。
しかし、気泡の原因は凍結ということは間違いないようだった。
更に「ゲルは受注生産でして、注文を受けて次の日には出荷するようにしています。
なので、『注文してから納品までに2週間近くかかる』というのは
弊社としては考えられないのですが・・・」
・・・代理店の対応が良くないのか・・・
気泡が入ったゲルを返品して代替品を受け取っている件についても
「その場合はK会社から弊社へクレームという形で入ってくるのですが
そういったクレームはありません。だとしたら、大問題です。
代理店がK会社に報告をしていない…可能性があります」
まさか・・・隠していたのか??
「代理店は〇〇〇〇〇さんですよね?こちらでガツンと言っておきましょうか?」とKさん。
「え、そこまではしなくても・・・。穏便にしてもらえれば・・・」
「ゲルは年に数回まとめて買うぐらいで頻繁に買っていないんです。それに
泳動バッファーは代理店を通じてK会社から購入をしています。
ここで代理店とトラブルにはなりたくないのが本音です」
「分かりました。では、弊社から代理店に言う・・・という事はやめておきます」
「はい、そうして下さると有難いです」
職場に出入りしている代理店を聞かれたので2社ほど伝え、
Kさんが代理店に問い合わせをしてくれるという。
「ゲルは代理店を通じずに『直送品』として直接お届けしますが、
伝票だけは代理店に切っていただかないといけませんので」
「はい」
「あとゲルが届いたらすぐに確認をお願いします」
「メールをすればよろしいですか?」
「お願いします」
最後に
「Sさん、何年か前に一度お会いしていますよね?『S先生』ってお呼びしたら
『自分は先生じゃないから、普通にさん付けで呼んでください』っておっしゃっていましたね」
「はい。5年ぐらい前に新しい泳動槽の紹介で代理店の方と一緒にお見えになっていましたね。
その時名刺をいただいて、今回のお名前を見てあの時の方だって思いました」
あの時の何気ないセリフをよく思い出したなぁ~と感心。